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勝みなみが「初めて」のハーフ8パット 6バーディの反撃に「どうしたの前半」

勝みなみが「67」をマークし好発進となった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年4月18日 07時45分

<JMイーグルLA選手権 初日◇17日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679yd・パー72>

210111101。これは勝みなみの後半のパット数。アウトコースを回った後半に「初めて」の8パットを記録。一気にリーダーボードの上位に名を載せた。

【写真】ドジャースのレプリカチャンピオンズリングをはめてニッコリ

前半でスコアが動いたのは15番のボギー。そして続く16番は、2オンが可能なパー5で誰にとってもバーディを取りたいホール。2オンには成功するも、3パットで終えて明らかに肩を落としていた。折り返し直後の1番では1メートルのチャンスにつけたが、フックラインが手前に切れて2パットのパー。だが、いきなり覚醒した。

2番では153ヤードから7番アイアンで、再び1メートルのチャンスにつけた。さっきと同じようなライン。「1番は打ちきれなかった。(これは)入れたいからちょっと打ってみようと思って」と念を込めるとカップに沈み、この日初バーディ。ここからバーディラッシュの軌道に乗った。

3番ではバンカーからチップインバーディ。5番は2打目がピンに直撃し跳ね返って池に入りそうな「不運」もあったが、パーで切り抜けた。そしてカラーから流し込んだ8番を含め、4連続バーディでフィニッシュ。まるで人が変わったような内容に、「どうしたの前半、みたいな。逆に後半はいい流れで回れた」と驚きながらも満足げだ。

ゾーンに入ったようにも感じさせるが、本人としては「めちゃくちゃ(パットが)入りそうな雰囲気が、自分でもわかるくらい出ています」と笑う。「すべてが“カチカチ”ってパズルのようにハマる感覚がある。あそこに打てばこういうラインで入る、みたいなイメージが全部出る」。初バーディを奪った2番から、その雰囲気をプンプン醸し出せていたらしい。

グリーン上の高パフォーマンスは、自然とショットにも好影響を与えた。「ティショットが右に行っていたけれど、後半からつかまってきた。あしたはティショットを完璧にしたい」。5回だったフェアウェイキープが上がれば、よりチャンスが増える。さらに無敵のパッティングがあれば、鬼に金棒だ。

ホールアウト後にはファンから“お土産”も。昨年MLBワールドシリーズを制したことを記念して作られた、ドジャースのレプリカチャンピオンズリング。うれしそうに指にはめてニコリ。きょうの流れに乗って、チャンピオンの座を射止めたい。(文・笠井あかり)

昨年MLBワールドシリーズを制したことを記念して作られた、ドジャースのレプリカチャンピオンズリングをファンからもらった勝みなみ
昨年MLBワールドシリーズを制したことを記念して作られた、ドジャースのレプリカチャンピオンズリングをファンからもらった勝みなみ
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昨年MLBワールドシリーズを制したことを記念して作られた、ドジャースのレプリカチャンピオンズリングをファンからもらった勝みなみ (撮影:ALBA)

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